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学校名 | 和歌山県立医科大学 (九大1年中退) |
学部 | 医学部 |
学年 | 新1年 |
住所 | 和歌山県和歌山市 |
コメント | 私が勉強で最も大事だと考えていることは分析です。勉強の延長上には受験があり、それに向けて様々な要因を分析していかなければなりません。これが受験の全てを決めるとも思っています。私は予備校で2年浪人した後、一度九州大学に入り、1年目の教養課程の間に医学部を受験して合格しました。時間も限られていたため、分析に分析を重ね和歌山県立医科大学に絞り込みました。私は地元が大分でしたが、都道府県全ての医学部の配点に目を通しました。再受験ということもあり、面接点から大学を絞り込み、それらの赤本をじっくり眺めて分析すること で、センター、数学で差がつかず、生物(易)・物理(難)で差がつき、英語に癖があり、得意の英語でビハインドを回収できる和医大に決めました。さらに生物は医学部にメジャーな思考論述型ではなく暗記論述型であることまで和医大の赤本から分析できました。本誌では、生物は75%、物理は30%と赤本の評価通り長年の特色が踏襲されていました。このように受験においては分析が合格率を何倍にも底上げすると確信しています。受験は必ずしも模試で良い判定を取るといったように真正面から向き合うことが美徳であるとは限りません。高度な発想力を 養うために日々難問に向かい合うことが正解ではないのもまた事実であると思います。帝大と医大の2つの大学を受験して、私が肌で実感したことは、「合格に必要なのは標準問題だけである」ということです。大半の合格者は誰でも勉強すれば得点できる分野しか取れていません。苦手科目があれば、それだけに気を取られ、集中的にその科目の講座を取って得意科目に変えようと励む生徒はたくさんいます。しかし、数学などは、現実的には、10人いれば1人ぐらいしか得意科目にできる人はいないと思っています。ここで、重要なのは数学の高度な発想力を身 につけることではなく、典型的な手法を全てマスターすることだと思います。他の科目についても同様で、原理、理論を理解しさえすれば取れる問題に重点を置くことが入試での成功に繋がると思っています。そしてそれはどの生徒にでも100%できることであり、何をするべきなのかを受験生活で得た経験から教えていきたいと思っています。 |
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